金田んち

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大きくなったら何になりたい?

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ただの日記です。

この前子供たちが通う保育園の七夕イベントで使う短冊に「大きくなったら○○になりたい」という夢を書いてくださいと、先生から宿題を預かりました。

とはいっても娘はまだ1歳になったばかりで、最近はこちらが喋る言葉をある程度理解できているのでは?という仕草をしますが、それでも自分で日本語を喋れるまでには成長してません。
喋れる言葉といえば、そんなハッキリ発するものなのかと驚愕するような「ばぶー」だけです。いくらちゃんと同等くらいの「ばぶー」だけが彼女の発することの出来る言葉です。
彼女の言葉はそれだけなので、語彙力の代わりに身につけたのが「ばぶー」にクレッシェンドやデクレッシェンドやフォルテなどで強弱をつけて多彩なバリエーションを出すことです。
テーブルをバシバシ叩きながらフォルテ「ばぶー」を発し怒りを表現したり、拍手しながら「ばぶばぶー」と言って嬉しさを表現したりしています。

で、七夕の短冊の件ですが、一応娘に「大きくなったら何になりたい?」と聞いてみましたが、「ばぶー」と言うこともなく「あぁ?」と言いたげなポカンとした顔をされたので「はやく大きくなって走りたいです」と書いておきました。


その次は息子です。息子はもう2歳半になったので、大きくなったら何になりたい?と尋ねれば、回答はありもしない方向にぶっ飛ぶことはあれど、とりあえずは本人に尋ねてみることにしました。
「大きくなったら何になりたい?」
息子がトミカの絵本と言って気に入っている、プラレールの図鑑を見ながら
トミカおにくまん」
「・・・」
今何て言った?と、俺と嫁は顔を見合わせます。人間、日本語っぽい発音でも、それが全く予期せぬ言葉とあれば聞き間違いを疑うように出来ているようです。
「なんて?何になりたいって?」
プラレールの絵本に夢中の息子は、こちらの困惑に気付く由もありません。
トミカおにくまん」
平然と、さも当然の夢のように答えるのです。
嫁とは2分ほど話し合いました。「トミカおにくまん」とか書いたら先生たちびっくりするよね?だいたい「トミカおにくまん」ってなに?プラレールの周りをつくねで覆って焼いたやつ?みたいな話し合いです。

結局こんな夢を語ってた時期もあったんだと何年後かに見返した時の良いネタにもなるし、ということで、息子の短冊には「大きくなったらトミカおにくまんになりたいです」と書きました。
そしてその夢はすぐに叶えてあげようと思います。次、息子が3歳の誕生日を迎えたら、お前は今日からトミカおにくまんとして生きていきなさい、とバースデーメッセージを贈ろうと思います。