金田んち

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送別会の幹事やりました

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先日、職場で送別会を催しました。飲み会は毎度の如く一番年下の俺が幹事をやるのですが、今回の送別会も例外なく俺が幹事。今回職場を去る人はお調子者のYさんと酒を呑んだら帰り道が分からなくなるIさん。

 

今の職場は職場内の人たちとの交流を深めましょうみたいな目的の「親睦会」というものが作られていて、まぁ何するかというと、ただ毎月お金を集めて時々飲み会を開催するくらい。そして、異動者が出ると親睦会の退会記念料として現金を渡すというのが伝統です。

 

さて、異動者が出るたびに送別会を開催し、毎回退会記念料を手渡しているわけですが、困ったことにかなり高確率で翌日「落とした」だの「どこかに忘れた」だのもうどうしようもない相談を受けることになります。けっこう酒を呑んで酔った状態の時に手渡すので、そうなるのも分からなくはないのですが、幹事としてはそうなることを何とか防ぎたいと思い、今回はちょっと対策を立てての送別会でした。

 

会当日はいつもの如く盛り上がりをみせ、みんなでわいわい楽しく過ごすことが出来ました。お調子者のYさんは、退会記念料を受け取ると「よ~し、これで次行くぞ!」と1人で盛り上がり、Iさんは会の後半には1件目なのに既に呂律が回ってない。しかも2人とも退会記念料の入った封筒をテーブルに置いたままにしてるから、あぁ絶対忘れるなこの人たちと思いながら当日は終了。

 

後日職場にて。

Yさん「おはようございます」

金田「おはようございます」

Yさん「せっかくもらった退会記念料たぶん居酒屋に忘れました」

金田「そうなんですか。昼から電話でもしてみたら良いですよ」

Yさん「そうします、たぶんもうないでしょうけどね。もったいないことしたな」

金田「Iさんはどうでしょうね」

 

しばらくしてIさんが出社。

 

Iさん「おはようございます」

金田「おはようございます」

Iさん「退会記念料たぶんどっかで落とした」

金田「今度はどこに行ったんですか?」

Iさん「覚えてない。封筒の中は空になってた」

金田「Yさん、Iさん。実はこうなるかと思って封筒には何も入れてませんでした。はい、裸ですけど退会記念料です」

 

そう、今回はちょっと失礼かなとも感じつつ、でも紛失するという事態を防ぐために「退会記念料」と書かれた空封筒を送別会当日に手渡し、後日酒を呑んでない日中に現金を手渡すことにしたのですが見事成功。

 

酒呑んで記憶を無くしがちの人なんかには今後もこの方法は有効かもしれないと感じた幹事金田でした。