金田んち

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少し高くても安心出来る商品を選びたい

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消費税増税からはや1か月半ほど経ちましたが、すでに今年も過ぎ去ってしまったGWに色々なところに出かけてようやく増税の影響を肌感覚として感じました。具体的にどんなところで感じたのかというと、コンビニの弁当やおにぎり、自販機の缶ジュース、銀行の手数料やダイソーの1商品の価格ですかね。増税後1か月半もの間、自販機も銀行もダイソーもコンビニも利用していなかったわけではないんですけど、あまり余裕がなかったためか「値段上がったな」という感想を持つ余裕もなく何の気なしに買い物をしていたんだと思います。

たとえば7のつくコンビニを今回の連休中にはよく利用しました。あのお店はどんな田舎に行ってもたいてい存在する店舗なんで便利ですね。ダルビッシュくらいの身長があれば、2~3キロ先まで見渡せるようなあたり一面田んぼだらけの雄大な自然ばかりの場所にも「この先711m」みたいな看板がたってて、その看板センスねぇなぁとか思いつつもこんな何にもない場所にだって7のコンビニはあるんだな、やっぱ7の包囲網は日本全国に張り巡らされてるんだなと感じました。

7のつくコンビニ(面倒だから以下7コン)ではおにぎりとか弁当とかよく買ったんですけど、たしか増税直後の4月上旬くらいだったと思うけど7コンで扱ってる『おにぎりや弁当類の価格や内容変更を増税に合わせて行いました』という内容のニュースを見ました。たしか今までの価格のまま同じ材料で内容量を少なくして価格を維持する商品と、もっと内容量を減らして価格を下げる商品(カロリー表示してヘルシーさを武器にするのか?)、逆にこの際だからと原材料を良いものに変更して増税での上乗せ以上に価格を上げて再出発した商品を分けて消費者の消費動向を掴もうとするような戦略だったと思います。

実際増税前後で消費者全体としてどんな消費動向が見られたのかというデータは興味深く公開されるなら是非見てみたいもので今後に期待するとして、個人的な消費傾向はどうなったのかというと、値段に関係なく増税前後で同じもん食ってます。おにぎりだとうめぼし、こんぶ、ツナマヨ、高菜あたりの定番商品から選びます。うめぼしは前より少し美味しくなった気がする。

でも価格を維持したものや前より安くなった商品の大半はボリューム減の対応だと思うんですけど、今まで毎日食ってたものが急に少し少なくなったらどうなんでしょう。そこんとこ、え~どうでしょう。コンビニのおにぎりや弁当を毎日食べてる人に聞いてみたいところではありますが問題ない程度の差なのかな。
もし問題あるようならこの増税を機に前と同じ予算で一度に摂取するカロリーが抑えられたりするから生活改善出来ていいのかも。その量に慣れるまでの数日、数週間は辛いかもしれないけど長い目で見ると良いことなのかもしれませんね。

そういえば吉野家増税で価格の変更したみたいで、この前食べに行ったときに価格変更の看板がどーんと店の前に掲げてありました。牛丼並盛300円、牛皿並盛250円という表示。まじか今まで牛皿食ったことないけどなぜか丼より安いならそっち食ってみるかと思って注文しました。
「牛皿並」
「ごはんはどうされますか?」
「(丼と違って個別に量選べるんだ)並で」
丼ぶり茶碗に盛られた白米と別皿に載った味付けされた牛肉が手元に届き、丼と同じ量なのに50円安いのはなんでかなぁ、自分で肉を丼ぶり茶碗に移す手間賃で50円安いのかな、何にしてもお得だから良いんだけどなんでみんな牛皿頼まないのかなと考えながら完食して「ごちそうさまです」と店員さんに言ったら「390円です」だって。何てことない「牛皿250円」ってごはんセット価格ではないから牛丼より50円安いのですね。世の中安いものには必ず理由があると前の前の上司が言ってましたがまさにその通りでした。

さて加熱する、むしろやりすぎではないかと思われる昨今の価格競争の中、この増税に伴なった7コンの商品の価格上げ戦略は世の中が良い方向に向くのではないかと思われます。なぜかというとあらゆる商品の価格面での競争はすでに極限状態なんだと思います。だからこれからさらに価格面で競争しようとすると劣悪な原材料を使うか人件費を鬼のように削って従業員を使い潰すかのどちらかしかないと思います。
一方で増税を機に原材料の見直しなどで1商品に対する利益率なんかも見直して、今よりも働く人に負担の少なくなるような商品価格の見直しが出来ると良いなと思います。

たしかに一消費者としては価格面で努力してもらった安くて良い商品は魅力なんですけど、現状世の中に溢れてる商品の大部分は良し悪しは別として安すぎるものが多いと思うんです。そのしわ寄せがきてるのは消費者でもあるけれど一方では生産者であり労働者である全国民ですからね。

来年の10月には今よりさらに2%の消費税増税が待ち構えているわけですが、物を安くして売ろうとする企業努力よりも個人的に期待したいのは少し高くなっても良いもの安心できるものを提供してもらいたい。安心できるものというのにはもちろん商品の質としてという部分もありますが、働いてる人がそれに見合った対価をもらえるような安心感っていうのもこれからの商品には必要なのではないかと思うのです。

7コンって普通にセブンで良かったし生コンみたいですよね。

そういえばGWならでわの仮面ライダーショーが近所のショッピングモールであってて、それを見て興奮したお子様がエスカレーターをダッシュしながら「バナナバナナ」叫んでました。仮面ライダーはバッタの時代から果物の時代に移ったんですね。いやはや。