はてなに秋の訪れ
今週のお題「秋の気配」
この前「ホンマでっかTV」で秋になると変なことする人が増えると言っていた。詳しくは覚えてないが、たしか日本に四季があることが原因らしい。
ホンマでっか!?の姿勢で楽しむ番組なので真偽のほどはどうでも良いが、小学生や中学生だった時、夏休みが終わり新学期の始まるこの季節には、年間行事の一環であるかのように、不審者目撃情報や露出狂目撃情報が学校に寄せられ、下校の際には注意しましょうみたいなことを禿げた校長先生が全校集会で言っていた。
生徒の遊びの発想も2学期になるとトチ狂うやつがいて、廊下を水浸しにしてスケーティングをしてみたり、消火器をぶちまけて遊んだりするやつがいた。なので、禿げた校長室で絞られる生徒とその保護者の目撃情報は、やはり秋に多く寄せられていた。
おそらく、1学期は生徒同士の人間関係構築期間として頭を使っているため、変なこと考える余裕はないのだろう。ただ、誰が一番強いかを決めるタイマンは1学期当初に集中する。
去年の秋を思い返すと、たしかコンビニの冷凍庫とか色んなところに入った写真をネットにアップして炎上という事件が立て続けに起こり、世間は呆れ凍りついた時期だったのではないだろうか。
三鷹のストーカー殺人事件があったのもちょうど今くらいの時期だったと記憶している。(俺の記憶はたまに昨日食った物でさえ間違えるくらいの不確かなものではあるが)
そんなもん季節に関係なく年中起きているといえばそれまでだが、記憶をたどると秋というのは世の中が何かしら騒がしい季節であるように思う。
去年「はてな」でもこの時期は話題豊富だった。
はてなのトップがトマトの画像で埋め尽くされる、テロテイストなトマト祭りから派生した身内ブックマーク問題に関するあれやこれや。いぬじんさんが突如思いついたサードブロガーというイマイチ理解できなかった概念。同期ブログがなんちゃらかんちゃら。そういうことが起きたのはしっかりと記憶に残っている。
今は亡きコンビニ店長さんがブログを閉鎖したのもこの頃だったのではないか(ブログを始めたばかりだったので、氏の書いた記事をリアルタイムで読むことが出来ないうちに伝説の人みたいになっていたので詳しくない)。
食べ物はおいしく栄養満点。食欲の秋。
暑くもなく寒くもなく、活動するにはもってこいの気候。スポーツの秋、読書の秋。
資本の揃う季節がら、人々の活動が最盛期を迎え話題に富むのも必然か。良くも悪くもではあるが。
人々の関心を惹く話題というのは、いわば勢力の強い低気圧のようなものである。
ネットで波紋を呼ぶような話題の中心付近は、秋の気候で活気に満ち満ちた人々の言論が渦を巻き荒れに荒れているため、下手に近づこうものなら流れ弾が鵬を掠めただけでも大惨事は免れない。
今日は半袖だけだと肌寒い。秋の訪れを肌でも感じる。
秋が来た。今年の「はてな」も間もなく騒がしくなることだろう。今年はどんな話題で盛り上がることやら。
しかし台風の日に屋根に上り怪我をする老人のようになるのは御免だ。去年同様、巻き起こるハリケーンや台風やサイクロンを、核シェルターの如き金田んちからひっそりと見守りたい。