負の階段
承認欲求って辛い。
自己嫌悪の後に生まれる感情は妬み辛み。
他者の目を常に意識し、現状よりも高みを目指さなければみたいな意識がある一方、目指すべきものが曖昧で漠然ではっきりしてない。
個性を伸ばすとか長所を伸ばすとか、特定のクラスタの中でしか明確にならない他人との差異を伸ばせと言われても「はっ?」と声をあげたくなる。
だって俺が長所だと感じてる部分なんて、クラスタを変えれば普通以下のものばかりなんだもん。
視点を変えれば長所たり得る短所にしても、クラスタを変えれば普通以上。
自己分析の結果、俺の持ってる特性なんてどこかに突き抜けたものではない。
それすらも他人との差異であり個性なんだけど、じゃあどの差異に着目してどう伸ばせと言うんだ。何を望んでるんだ。
こんな尖った部分のない個性ばかりの人間なんて必要じゃないんだろ?
「みんなそうだから」「みんながそうするから」だからお前もそれに従い棘を削るのが良いことだと教えてきたじゃないか。
ところがどうだ。
そんな教えに従順に他人との差異を埋める努力をした結果、与えられな称号は「普通」「つまらない」「個性に欠ける」。
悪目立ちが良いとは決して思わない。しかし、どこか削り忘れがある不出来なヤツばかりが評価されるように仕向けられたこの社会はおかしくないか?
不満だね。不服だね。
アベノミクスの3本の矢のうち一つで良い。誤射してこんな不条理な風潮に風穴を開けてくれ。
マジで自己分析や自己評価みたいなことやらされると、幻滅の階段を全力疾走してしまうんだ。
俺には何もない。つらみ。