金田んち

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ユメ

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神のお告げ、記憶の整理。
夢を見る原因として様々ないわれがあるみたいですが、たまになんでこんな夢を!?と科学でも夢を見た当人でさえもその理由すらわからないアンビリーバブルな夢を見てしまうことがあります。

私もつい先日、そんなアンビリーバブルな夢をみてしまったことをここに懺悔いたします。

夢の舞台は屋内プール。施設を管理しているのが都か区かはっきりとは分かりませんでしたので、気になる方は

TOKAKUKA ロバート秋山 オモクリ監督 (都か区か気になる) - YouTubeこちらを見ると疑問の解決につながるかもしれません。なお、見る前よりも都か区かの疑問が深まるやもしれませんが金田は責任を負えませんので、自己責任でお願いします。

さて、そのプールではスイミングスクールのようなことをやっているようでして、集まっているのは先生らしい、いかにもなボディーラインを誇張する競泳用の水着を着た女性と、20人ほどのスクール水着を着たJCだかJKだかの集団。

水着の胸のあたりには「3-1 ○○」という名札が貼りつけてあるため、ど田舎のうぶな学生集団であるものと思われる。

そのうぶな少女たちの中に、なぜか俺と古くからの友人であるおっさん2人が混ざっているという不可思議な状況。しかも俺は水着を着ておらず、隣にいる友達に「なんでお前だけ水着なん!?」と問い、友達は「お前がトイレ行ってる間に着替えた。なんでお前は着替えてないん!?」と意味不明な会話をしていた。

俺もまずは着替えを済ませなきゃ、と更衣室に向かおうとしたその時、俺の行動を遮るように「ピピー‼︎」そこから動くな!!とでも言いたげな先生の笛の音がプールに反響した。

「はい、じゃあ今日のレッスンを始めますよ」着替えもできずプールサイドに立っている俺のことを完全無視、いや、俺の存在そのものを完全にないものとしてレッスン開始を告げる先生。

そういえば先生だけでなく、レッスンを受ける女の子の誰一人として俺と目を合わせることはない。それは無視というよりも、やはり存在を感じ取っていないかのようだ。

本来こういう場面では、マジメに今日のレッスンを説明する先生にダッフンダを見せたりするのだが、夢であるからか、ただただ傍観者としてその場を眺めることしか俺には許されていない。

「今日はバックをやってみましょう。ではまず千佳ちゃん、お願いします」
ふつうこういうレッスンの場合、先生が手始めにお手本となる泳ぎを見せ、コツを伝え、さぁどうぞという流れのはずだが。

俺のささやかな疑問なんぞ夢の進行には何の影響も与えることがなく、1人の少女がスタート台に歩み寄る。

「3-1 千佳」

なんで名札が苗字じゃなく名前なんだよという疑問もなんのその、千佳ちゃんはスタート台に登り手を上げる。行きます!の合図である。
「ピッ‼︎」

先生の笛とともに、トドの入水みたいに下手くそな飛び込みを見せた千佳ちゃん。ザッパーンという着水音とともに猛々しく飛び散る水飛沫。跳び上がったカエルのような姿勢のまま、千佳ちゃんはスッと沈んだ。ありえねぇ。
1〜2秒後、浮かんできた千佳ちゃんは着水時の姿勢のままである。プールの底に腹を向けて。

思い出してもらいたいのだが、先生は確かに「今日はバック」と言ったのに、浮上してきた千佳ちゃんの向きは変だ。

どういうつもりだ⁈と千佳ちゃんを眺めていると、おもむろにクロールの動きを始めた千佳ちゃん。
ありえねぇ。
バックと言えば背泳ぎのはずで、なのにクロールの動きっていうのは存分にありえねぇのだが、それ以上にありえねぇのは千佳ちゃんが後ろ向きに進んでいることだ。

ここから場面は突如として水の中に変わる。おそらくマンガやアニメだと「解説しよう」とか言いながら博士っぽい白ひげをはやしたハゲじじぃが出てくる場面だろう。
しかしこれは俺の夢なので、解説じじぃの変わりとして俺に神視点が与えられたようである。

さて、ここからは文章だけでの説明は難しいため、図解入りで解説したいと思う。

まずはこれ。
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千佳ちゃんをプールサイドから見た図である。図を見ていただけると解説の必要がないと思うが、黒い部分は髪とスクール水着。きちんと水泳帽の中に髪を入れてるため、綺麗なうなじが観察出来るはずだ。

そして一番重要なのは図の右側に引かれた矢印。クロールんしているハズなのに進行方向は足の方向であると訴えているのだ。

次にこれ。

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主に足の動きを図解したものだが、水面と並行に足がある時は、それに合わせてつま先立ちのような形状であることが見て取れる。

しかしバタ足の際にはそれをオールのように使うだけでなく、地に足をつけて立つ際の形状に変化させる2段構成で、クロールの際のバタ足とは逆向きの推進力を得ているのだ。ホントかよ!

最後にこれだ。

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クロールのバタ足は上下運動の繰り返しにより推進力を得るが、今回はバックしなきゃいけないため振り下ろした足を単純に反復して戻すと都合が悪い。
そのため、振り下ろした足を図のように曲げて移動させ、水面近くにきたところでゆっくりと伸ばしスペシャルバックな推進力を維持するのだ。

つぎに手の部分を見て欲しい。この図で一番説明が難しかったのはこの部位なのだが、スペシャルバックな推進力を得るためにはこの腕を伸ばした時の壁ドン状態が非常に重要になる。

クロールの場合掌で力強く水を鷲掴みするように水をかくのだが、後ろに進まなければならない千佳ちゃんは、腕を水中に若干沈めると同時に、壁ドン状態の手をぺこりとお辞儀させるのだ。壁ドンからのぺこりを力強く、そしてスムーズに行うことが、スペシャルバックな推進力を生む最大の原動力となる。

足の動作が金田スペシャル3号の車両とするなら、腕の動きはまさにエンジンと言っていい。この泳ぎ方ではそれだけ大切な動作となるのだ。

さて、ここまでの説明でお気づきになった勘の鋭い方もいらっしゃるだろう。そう、この泳ぎ方の推進力はえらく弱い。波の出るプールにプカプカ浮かぶ時の推進力よりも弱い。
ところで、そんな最弱最低の推進力で25m泳ぎ切るのに、いったいどれ程の時間がかかるのだろうか。
ということであの人に聞いてみた

ドゥドゥドゥ ドゥドゥドゥ ドゥドゥドゥ ドゥドゥドゥ(ガリレオ)
カタカタカタカカタカタ‼︎(福山)
「お、おい!なにを」(プール管理人)
「お願いっ、やらせてあげて‼︎」(柴咲コウ
「刑事さん」(管理人)
ドゥルッドゥッドゥードゥールドゥドゥドゥー(メガネ!ドヤ‼︎)

「先生‼︎分かったんですね⁉︎」(コウ)

「ふっふっふ、実にバカらしい」

教えてくれませんでした。俺の大胆予測では1時間はかかると思います。

さてこれで夢の話は終りになるが、みなさんが見たことのあるアンビリーバブルな夢のお話、お時間が許すなら是非お書きいただけないだろうか。俺は楽しみに待っている。

◇あとがき◇
今回俺の絵力を見ていただきその説得力については納得されたと思うが、残念ながら俺に絵心というものはないようだ。なにせ主要登場人物である「千佳」ちゃんの名札をどうしても描けなかったから。文章も難しいが、絵というのもたいがいわけわからんものだと痛感した。