金田んち

スマホ表示の読者登録ボタンがどっか行きました。見かけた方はご連絡ください。至急引き取りに伺います。

2014年の金田を振り返る

文字サイズ

文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする

掲題のとおり、2014年の金田をゆる~く振り返っていきます。

ゆく年くる年2015「貼り付け機能でプレゼントキャンペーン」


2014年の金田の髪

散髪に行かずに済むし、風呂上りのドライヤーという面倒な作業も省けるので丸刈りで始まった1年。職場の人に年始のあいさつに回ると「職場見学?」とか「校舎はあちらです」とか言われた。髭面の学生なんてどちらのヤンキードラマなんですか。

坊主頭のケアは自宅の庭でやってたんだけど、やっぱ年明けの外気は楽に心をへし折ろうとする。それでたまに髪を伸ばそうと思い立つけど、伸びたら伸びたで鏡にイモ臭い物体が映るのでため息交じりにバリカンに手を伸ばす。

娘が生まれたのが6月末。産まれたての赤ん坊の頃よりは手のかからなくなった息子だけならとれていた断髪式の時間がとれなくなった。バリカンの封印。鏡の中のイモを許容。

伸びる髪を放置していたらイチローくらいの長さになったところで成長がぴたりと止まる。1回坊主にしたらあるところまでしか髪の毛は伸びなくなるんだと感激。なぜか鼻毛はけっこう伸びる。

随分長いこと放置した髪が伸びていることに気付いたのは11月頃。あ、やっぱ伸びるんだとおかしな落胆。

この前男子トイレの前で順番待ちしてたら「女性はあっち」と掃除のおばちゃんに誘導されそうになる。少し髪が長いだけで性別を間違えられたのか、覗きを容認してくれたのか。いずれにしろあんまり嬉しくはない。

髪の毛はそんな1年間だった。来年はどんな髪型にしようかな。威厳のある大仏みたいなパンチパーマとか...毛量と毛髪へのダメージが気がかりではある。


2014年の金田の仕事

今年4月に人事異動でまったく経験したことのない仕事をたくさんすることになった。研修会とかお偉いさんたちの会議のセッティングとか。

お会いするのはお偉いさんだらけ、ということで「中東の方の文化なら」という前置きがあり、髭面からの卒業を命じられた。特に髭に対して拘りはなかったのでスパッと言ってもらって構わなかったが、俺の顎や口周りを容赦なく切り込む4枚刃と毎日顔を合わせるのは億劫だ。肌が弱いため毎日血まみれの顔を見なければならず自分を慰めてあげたくなる。めげるな、肌。

仕事は前任者からの引継ぎがなく、自分で過去の資料を参考にやっていくことになった。前任者は産休だか育休中らしい。これまで仕事は真似て聞いて覚えればいい、マニュアルなんていらねぇと思っていた考えはここで覆された。真似る人も聞く人もいない代わりに、過去の資料に細かく作業工程が残っていた。

それには個別事象をまとめて浮かび上がった共通項をまとめた“いわゆる”みたいなマニュアルではなく、個別事象ごとへの対応法が記されていた。たとえば担当業者とのやりとりのメールなどのホントに細かなものまで。

ふつうはそういうものを総じてまとめて「マニュアル」にするんだろうけど、俺にはこういう実践的で「生」がそのまま残ったものの方が合っているんだと思う。おかげで現場をイメージしながら仕事を組み立てられるので、あまり苦労することがない。上司が概念的なものを捉えて説明することに長けた人だからなのかもしれないけど。反面細かい作業は「向いていない」と完全に俺任せ。

それから職場で一緒に働くメンバーにはかなり恵まれている。なんかみんな仕事が出来すぎて、俺はその人たちの裾になんとかしがみ付いてるようなものだけど、普通に雑談とかしてくれるし「こいつ使えねぇ」みたいな視線も感じない。何事かの問題でもおきなけりゃ和気あいあいとしている。
この人たちと色々話して観察して、俺ももっと仕事出来るようになりてぇなぁとか思ってるけどなかなか上手くいかない。
特に咄嗟の判断が迫られた時の選択肢の引き出しの多さとか、これからいっぱい経験積まないと理屈だけじゃ埋められない能力差だと思う。

総括すると今年はとりあえず自分がやらなきゃいけないことみたいなことは分かった。来年は自分のやってることを説明出来るくらい仕事の知識とか感覚的な部分とかを探求しようと思ってる。


2014年の金田んち

家庭では、今年大きかった出来事としては人の生死かな。「生」は娘の誕生。「死」はばあちゃんの死。人の命って、頼りなく産まれ、頼りなく死んでいくんだなと感じた。あと、産まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、人は人に支えられてるんだなと。人は生の瞬間も死の瞬間も、事実としては知っているんだけど、それを感覚や記憶として残せるのは自分じゃないんだなと。自分じゃない人の前で産まれ、人の前で死ぬ。人は人の中で生きる。


大雑把に今年を振り返ってみましたが...なんか忘れてるような...

あ、このブログの振り返りですね。
つってもこれと言って大きな出来事もなく、平穏無事に1年間過ごすことが出来たんじゃないかな。なんか下手なこと書いたら炎上してしまうんじゃないかみたいな恐怖心も、はてブの仕様変更で薄れてるし。

心残りといえば、まぁ挙げだすとキリがないので「特に」ですが、ぜろすけさんの短編小説投稿企画の「のべらっくす」が上手くいかないことですね。

今年は2回参加させてもらったんですが、なんかこれなら書けそうだ!みたいなテーマは決まるんですけど、そのテーマに対して自分が書ける文量っつーのがどうも把握できてないようで書きすぎる。
なので、字数制限をクリアするためにほんとは書きたかったエピソードなんかをキャラ設定とかで誤魔化して無理やり完成させたりする。
そうすると、本来デカいテーマなのに話そのものの厚みがすっかりなくなって、空気ばかりを含んで中がスカスカのクッキーみたいな小説が完成する。そんなもん毒味さすなって話ですね。
まて、今気づいた。無駄な描写が多すぎるんじゃねーか?

まぁいいや。とにかく来年も企画が続くんなら、ですけど、1回くらいは5000文字に詰め込めた―っていう感覚を味わってみたいので、今後も参加させてもらおうと思ってます。

それと、ブログやってなかったら絶対知り合えもしない人ともたくさん知り合えて、ツイッターを通してやりとりもさせてもらって、たくさん読まれるとかそんなもんより大切な時間や経験が出来たんじゃないかなと個人的には思ってます。リアルの友達とか何人かしかいなくてほとんど連絡もしないので、もう職場と家族以外の人との関わりがツイッター経由のコミュニケーションの方が多くなってしまったし。なのでフォロワーさんの存在はホントに有難いです。
俺はツンデレな人なので、ツイッターでツンツンされるとデレェっとしてしまうと思いますが、興味ある方はツンツンしてみてください。

ということで、ことしはこれでラストになるかもしれませんが、来年もボチボチ何か書くことがあると思います。拙い文章ですが、よろしければ生暖かい目で読みに来てください。

それでは皆様よいお年を~

プレゼントはこれをください。