金田んち

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カレーについてがっぷり四つ

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タイトルは相撲用語でしっかり組み合うみたいな意味だそうです。りょうさんに教わりました。

我が家のカレー事情 - 今日の良かったこと
カレーを根こそぎ楽しむ - 今日の良かったこと

上記のようにりょうさんがカレーの一人相撲をとっておられたので、こりゃカレーが好きな俺も土俵に上がって見合って見合ってはっけよーいせんといかんやろ!と思い至り、東の大関甘口カレーのりょうさんに対するのは、西の序の口辛口カレーの金田でカレーについて語ろう!という企画をお送りしたいと思います。
なお、おいしいカレーの作り方を紹介するよ!みたいな気の利いた記事ではありませんので、ご了承ください。

・ルー

カレー好きならだれでもスープを作ってカレー粉入れて、ターメリックやクミンなどを加えるみたいな手順を踏むかといったら大間違いです。ふつーに市販のルーを使います。バーモントカレーとかこくまろとかそういう固形のやつです。
俺は辛口のカレーが好きなんですが、辛口のカレールーといえば多勢を圧倒してジャワカレーじゃないかと思います。
各銘柄によって甘口・中辛・辛口みたいな指標がありますが、あれはあくまで同銘柄商品と比較してどの程度の辛さなのかを示したものです。
なので、単に辛口という表示でも、ジャワカレーを基準とすれば他のルーの辛口はせいぜいジャワカレーの中辛程度の辛さに収まります。
ちなみに辛さを調節したい時は決め手となる香辛料を加えます。唐辛子の分量が口に入れた瞬間ピリッとくる辛さ、胡椒の分量が後にヒリヒリと残る辛さを左右します。地震のP派とS派みたいなもんです。
甘くしたい時は、ルーをと溶かした後に唐辛子と思われる赤い粒や胡椒と思われる黒い粒をピンセットで取り除くのがよいでしょう。(ぜんぜんよくない。ノーモア辛味泥棒。)

・具

具は普通だと思いますが、その時々で適当です。だいたい入っているのは、じゃがいも・人参・たまねぎ・肉。あと時々入ってくるのが、オクラ・きのこ・かぼちゃ・納豆くらいです。あと、作る時間がたくさんある時は摩り下ろすためのリンゴとホールトマトが加わります。オプションは粘つくものが多い。レギュラー陣だけだと肉じゃがが出来るのかカレーが出来るのか最後まで分からないというのが特徴でしょうか。
肉も適当でスーパーに行ったときに一番訴えかけてくる肉を買って帰ります。そういえば肉は「食ってくれ」と訴えるのでしょうか、「食わないでくれ」と訴えるのでしょうか。まぁおいといて、うちのカレーに入る肉は鶏肉、豚肉、牛肉、ひき肉、なんでもありです。一度野菜のみのカレーを作ってみたのですが、やっぱり野菜だけだと物足りなかったので必ず何かしらの肉は入っています。
ちなみに間違っても冷凍のシーフードミックスなどは使いません。俺はアサリを食べたいのにエキスだけで何時間も嘔吐と戦わないといけなくなるからです。シーフード怖いです。なので外出先でちゃんぽん屋に入った時は、席に案内される前に「あさり入ってますか」の確認が必須です。「入ってます」と言われたらすごく分かりやすく凹んで帰ります。

・作り方

じゃがいも・人参はザザッと肉はぐにゅっと一口大に切ります。玉ねぎはトントンみじん切りにするのとザクザクくし型にするのとに分けておきます。切ってる途中で、こんな自分の為に犠牲になって切り刻まれるこの子たち...みたいな思いから涙が出てくるかもしれませんが、大丈夫、俺を信じて。思いっきり刻んであげて。(何様ですか?)
鍋にサラダ油をひき、みじん切りのたまねぎをどバーッと入れて炒めます。ジャージャーってやりながらけっこう炒めます。あちーよ!あちーよ!!という声が聞こえてきたらおそらく出川です。迷わずテレビを消しましょう。
香ばし目の匂いとともにたまねぎの色が変わったら人参と肉を炒めます。火が通ったら水を入れますが、いやぁ助かった―みたいな顔した玉ねぎが浮かんできても決して同情などしてはいけません。人にはやらなきゃならない場面というのがあるのです。火力を最大にしたら涙をぬぐいながらその場を駆け出しましょう(その場を離れてはいけません)。

次はお好みの時間煮込みます。この段階でもくし型の玉ねぎとじゃがいもを投入していないのはたくさん煮込むことを前提としているからです。
愛情込めてたくさん煮込んでも、出来立てのカレーの中からじゃがいもと玉ねぎの姿が消えていれば、うちの奥さまはこう言うのです。
「何時間煮込んだ?ガス代いくらになると思う?」
愛は金では買えません。しかし、金は愛にも勝るのです。

思う存分煮込んだら、じゃがいもと残りの玉ねぎをぶち込み、煮えたら一旦火を止めます。カレールーを入れてグルグル混ぜ込みますが、このときまだ熱さに慣れていない具材から悲痛な叫びが時々聞こえます。でも大丈夫、ここまでくれば見たくない、聞きたくなものには蓋をしてしまえば良いのです。

なんでも煮込み料理は熱が冷める時に味が染み込むらしいので、ここからは食べる時まで放置しておいて、食べる時にとろみ調整で少し火を通せばうちのカレーは完成です。


あの、これ書いてる最中ずっと思ってたんですけど、この企画って結局独り相撲にしかならんのですな。ブログって対話型じゃないし…まぁいいか。


蛇足としてお気に入りのカレー屋さんでも貼っておきますん。

http://www.hf.rim.or.jp/~tunapaha/
ツナパハ・・・スリランカカレーのお店です。ランチはサラダ・ヨーグルトアイス・コーヒー付きで1000円程。焼きビーフンにスープカレーをかけたヌードルカリーがオススメです。
かなり辛いので食ったら多量の汗が噴き出すので要注意。でもその辛さも食後のヨーグルトアイスを食べればすっとひくから不思議です。

http://members3.jcom.home.ne.jp/asadanokare/
あさだのカレー・・・えっと、ここのカレーは特筆するような辛さはないんですが、口に入れるとまず色んな素材の甘さが広がってきて、後に残るのが心地よい辛さみたいなカレーです。うーん、なかなか魅力を伝えるのが難しいです。通販もやってるみたいなので気になる方は一度食べてみてください。