金田んち

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私信ー君へー

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今の君は弱ってる。君との付き合いは長いけれど、いつ見て感じた君よりも今は弱ってる。本当は今から書くことを面と向かって伝えるのが一番なんだろうけど、今の君の状態だと俺の言葉と向き合うことが出来ないんじゃないかと思う。

君は人を選別する目が優れている。それが故に、今君の仲良くしている人間を見てみるといい。気付いていないかもしれないけれど、君は力を備えた人たちと交流を深めてる。しかもその人達との交流の根底に、腹黒さもなにもない。

そして君はただ目が効くだけじゃない。君はそういう重要な人物たちを惹きつける引力を持ってるんだ。自然体でいて、なぜかそういう人たちが君に集まり、そして君を助けてくれるように出来ている。まったく不思議でならないけれど、君にはそういう力が宿ってるらしいんだ。

君は何事にも真剣に取り組む。しかしそれでいて、周りの人間には努力した姿のひとつも漏らすことはない。故意的に隠してる素振りは見せないけれど、楽しむことを目的とした対人関係の形成を意識しているからか、その部分は周りの人間には見えていないんだ。

君は本当は誰よりも努力し、誰よりも周りを観察し、誰よりも神経を尖らせ、誰よりも傷つくことを恐れているんだけれど。

君のことはずいぶん昔から知ってるから、家族構成から学歴、職歴のことについても俺は知ってる。もちろんそれに付随する人間関係や色んなトラブルも含めてだ。君はなぜか俺に対してはそんな情報をくれるから。

君はいつでも必死だった。自分以外の誰かがトラブルに巻き込まれないように、重すぎるほどの負担をいつも背負った。それでも何事も乗り越えられるほど君は強かったし、自然と君に協力してくれる人間だって集まった。

君はいつも話が拡がりすぎないよう奔走していたけれど、それがどれほど君自身への負担だったか、君は強すぎて気づかなかったんだろうね。

「あんなやつに負けたくない」「こんなことくらいで俺が負けるわけない」「俺がなんとかするしかない」

その負けん気の強さと責任感とプライドで今までは勝ち続けてきたしたくさんの人が救われたと思う。でも、今回ばかりは君の番じゃないんだ。勝負するのは君の番じゃない。

君は俺に言ったじゃないか。肉体が精神に上手くついてこないって。

今回は君の為に周りが動く番なんだ。周りが君の為に勝つ番。「これくらいで休まない」って言うけれど、君は今は動けないんだ。むしろ、同じ土俵に上がっても来ない卑怯な相手とどうやって対峙するんだ。

休みなよ。今はそういう時なんだ。勝負の時じゃない。ローテーションなんだよ。今は君が休む番。

休むって負けることじゃない。次にまた勝負するのための休息も大切な仕事なんだよ。

今君に対して強く言える言葉はない。じゃあこのまま勝負して壊れてしまう君を、俺はどうやったら止められるんだよ。

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