「男はエロ」という概念について

2日連続で考え出したもののなんかぼやっとして今後の使い道が分からない文章を書いてしまったので、心から読んでくれる方には申し訳ないなと思っています。申し訳ないなとは思いつつも、なんかそのまま闇に葬り去るのももったいないなと思ったので、そんな文章はカテゴリ分けが苦手な俺ががんばって「みかん」というカテゴリを作ったのでそこに格納することにしました。みかんを食べ終わった後の段ボール箱で作ったものに、これいつか使うかもみたいなガラクタを格納するための場所なので、今後このブログを読んでくださる方々におかれましては、このカテゴリにはご注意ください。

これから先書いてあるのはゼロスケさんの書かれたエントリを読んで考え出したのですが、俺の書いた文章がアレすぎてリンク貼るのも忍びないので皆さんゼロスケさんのブログをご覧ください。
「主語がデカいカテゴライズの話」です。

さて、男はエロいみたいな漠然としたみんなの共通認識みたいなのってあるじゃないですか。概念．．．そう概念ですよ。

この概念を主語にして何かを語っちゃうと、例えば上記のように「男エロい」みたいに語ると、必ずそこから漏れてる人たちがエロくない俺は男じゃないのかとか、なんかそういう不満が出てくるあるあるです。
または日本人の頭は卵型で黒々とした毛髪が生えたものだとかいうと、テメェ俺のハゲ頭は日本人じゃないってことか！と怒りが噴火するとか。
そりゃその主語になってるのが個別個々人を対象としてるわけじゃないんで、不満爆発させても仕方ないよなぁと思いつつもまぁその概念という括りに入れてもらえず仲間外れにされた感覚から湧き上がる不満って言うのも分からないものではないです。

ただこの大きく漠然としていて、かつ個人との接点が不明瞭なものを作り上げているのは、明言するのも馬鹿らしいですが個々別々に特色を持った個人や個体の集合から浮かび上がったものであることは間違いありません。

その個々の点の集合体をむぎゅーっと集結させ、どっか遠くからその点の集合体を眺めた時にぼやーっと見えてくるのが一般的ではあるけれどもしかし個体と比べた時には必ず大なり小なり違いの生じる概念というヤツです。

たとえば「男」と「女」という概念を作り上げているのは、地球上に点在する人々という点を「性」というもので真っ二つにぶった切り、自分のことを男だと思う人はこちらへ、女だと思う人はこちらへ、と南極大陸のど真ん中に作った中央分離帯で隔てた2つの集団を作り、その集団ごとに惜しくらまんじゅう押されて泣くなあっぷっぷとかモチャモチャしながら出来た塊を上空28000メートルくらいのヘリコプターの窓から眺めた時に出来上がったオブジェが「男」と「女」という概念であります。

そこで出来上がったオブジェの「男」はダビデ像のように程よく引き締まった筋肉が身を纏い、のどには少しばかりの突起物を備えていて、股間のあたりにはマツタケががんもどきの様なものにのしかかるような形状のものが備えられていたのです。

対する「女」のオブジェは．．．あの、女性って、ジョッセイってなんか芸術家っぽい名前ですね、オブジェ作ってそうな。たぶんオブジェ作ったジョッセイさんのファーストネームはダニエルだと思うんですけどダニエルジョッセイってググってみたら馬が出てきたので何も関係ない話になりましたので話を馬の目の前に吊り下げたニンジンの話に戻します。パカラっと。

「女」のオブジェはミケランジェロパラデッタさんの略称ミロのビーナスのように、全体的にふっくらとやさしく包み込んでくれそうな体つきで、「男」のような突起物の代わりにふくよかに膨らんだ胸を持っています。（ミロのヴィーナスって腕とか足とか切断されてなかったっけ？まぁ良いか。）

さて、人はこのオブジェを主語として話を始めます。
「男エロい！男エロい！！「
すると男のオブジェを形作っている、男エロいの根拠となる股間の突起物あたりに集まる人たちを除いては（このオブジェは8割がたの人が股間を形作る点として存在している。おかしいですけどね、バランス的に。まぁ良いんですよ。）
「おかしいじゃないか、俺は「男」のオブジェを形作る一部のはずなのに、エロを形作る股間部分には関係ない土踏まずを作ってるってのに、なんだその言いぐさは！俺は認識されてないとでも言うのか！」と憤慨します。

また、「女」のオブジェの方に集まった人たちも声を張り上げるのです。
「おかしいじゃない！私だって突起じゃないまでも股間の一部なのよ！こちらに来たから股間じゃないという扱いを受けるなんて心外だわ。第一突起はしてないけど、窪みの中にはたくさんの点が集まってるのよ！！男だけがエロいわけじゃないのよ！！」とまるで窪みの中に隠されることこそ正義であるような上空から眺める人に訴えかけるのです。

しかしながらそんな叫びも上空28000メートルにまでははっきりと届きません。上空にから眺める人の耳には、オブジェを作る人たちの必死の叫びも寄るさざ波のように聞こえるのです。そして上空28000メートルの人達はオブジェの叫びを心地よいＢＧＭにこう語るのです。
「男と女、らしさが出ていて素晴らしいオブジェじゃないか。うん、男は、エロい！」
そうです、上空の彼等にはオブジェを形作る個々の特異な声は全く届かないため、オブジェとして形作られた「男」と「女」の差異でしか比べることが出来ず、その差異が小さなものは共通して「腕」とか「足」という概念で捉えるのです。

さて問題です。俺はいったい何を考えながらこの文章を打ち込んでいるのでしょうか。暇なのでしょうか。ついに頭がおかしくなったのでしょうか。なんか「概念」を主語に語ることについて考えていたはずがわけがわからなくなってしまいました。
そして最大の悩みはタイトルです。これを読んでいる人は既に答えを知っているのですが、タイトルが思いつきません。とりあえず「オブジェの男の股間デカイ」というタイトルは避けなければなりません．．．